シナモンについて
シナモンは肉桂・桂皮とも呼ばれ、薬用に用いられたり、
香辛料やお菓子作りにも用いられる食材です。その独特
の香気からアロマオイルとしても用いられています。そ
の歴史は古く、日本には奈良時代にすでにシナモンが伝
わっていたことが知られています。
シナモンは樹皮をはがして乾燥させたものを用います。
シナモンロールやアップルパイなど、お菓子作りに広く
用いられており、中東や北アフリカでは香料として料理
にも用いられています。薬用としてはシナモンには抗菌
作用や発汗作用・健胃作用、血行を改善して冷え性や肩
こりを解消するなど、多くの健康効果があるといわれて
います。
シナモンはこのような働きのため、漢方の生薬によく用
いられてきましたが、熱が高いときや出血しているとき
にはシナモンを用いることはできません。また子宮に対
する刺激が強いので、妊娠中の方はシナモンを避けるほ
うが無難です。
近年ではシナモンには血糖値や中性脂肪・コレステロール
値などを下げる働きがあることが発見され、その健康効果
が新たに注目を浴びています。
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シナモンの栄養素について
シナモンに含まれている栄養素は以下の通りです。
(100g中の量です)
ビタミンB1...0.08mg
ビタミンB2...0.14mg
ナイアシン...1.3mg
カリウム...550mg
カルシウム...1200mg
マグネシウム...87mg
鉄...7.1mg
亜鉛...0.9mg
鉄・カルシウムが大変に豊富で、亜鉛も少なくありません。
ただし、シナモンはそれほど一度に大量に食べるわけでは
ないので、これらの栄養素の補給源としてはそれほど期待は
できません。
シナモンの働きはむしろ「温性」の働きを持っていることに
あります。シナモンは若枝や樹皮の部分は桂枝と呼ばれます
が、これが身体を温め冷えを解消してくれる働きがあります。
シナモンの幹皮の部分は肉桂と呼ばれますが、こちらもから
だを温める作用があります。これはシンナミックアルデヒド
というシナモンの成分が血管を拡張し、血流を改善すること
が原因であると考えられています。
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シナモンと血糖値について
ほんの少量のシナモンを摂取するだけで、血糖値を下げられ
るというニュースがあります。アメリカの医師リチャード・
A・アンダーソンの実験によると、一日1グラムのシナモンを
摂取しただけで、糖尿病患者の血糖値が下がったそうです。
この実験では、60人の2型糖尿病者に1日あたり1g・3g・6gの
カプセル入りのシナモンと、小麦粉カプセルをそれぞれ与えて
40日間摂取してもらったところ、シナモンを摂取したグループ
はどのグループでも血糖値が下がったそうです。そればかりか、
すべてのグループで中性脂肪値とコレステロール値も下がった
というのです。
この実験結果はシナモンに含まれる「プロアントシアニジン」
という成分がインスリンの分泌を活発にし、すみやかにブドウ
糖の取り込みを促したためであると考えられています。
アンダーソン医師によると、シナモンをとり過ぎるとからだに
害があるかもしれないので、シナモンの摂取は1日1グラムま
でしておいたほうがよいとのことです。シナモン1グラムは小
スプーン1/4の量になります。これくらいなら無理なく摂取で
きそうです。
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